ゴールコンフリクトが生み出す『時間不足』を解決|「コンフリクト・リスト」の作り方を学ぼう

「最近になって運動をする機会も減ってきていて、ジムにでも通いたいのだけれど仕事との兼ね合いでなかなか行動に移せない。」

「私は学生でテスト勉強をしなければならないのだけれど、徹夜をしないで睡眠時間もしっかり確保したい。」

「自分の夢に向かってとにかく今は資格勉強に集中しなければならないが、友人からの誘いを断る事ができない。」

誰しも同じようなシチュエーションを体験した事があるでしょう。四字熟語に「二兎追う者は一兎も得ず」という言葉が存在しているように、私たちは暮らしの中でいくつかの目標や欲望を同時に発生させてしまう場合があります。そして時にはこの複数の目標や欲望がぶつかり合ってしまう事もあるでしょう。

こんな時、きっと誰もが「時間が足りない」と思ってしまいます。

今回はそんな「時間が足りない」方々の為に、日常の『時間不足』を解決していきましょう

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時間が足りない心理の原因、ゴールコンフリクトとは?

初めに紹介したような状態や問題は専門用語で「ゴールコンフリクト」と呼ばれ、『時間不足』の感覚を生み出してしまう最大の原因だと考えられています。

名前の通り、目標となる〈ゴール〉が〈コンフリクト〉衝突してしまった状態です。自分自身の中で欲望や目標がぶつかり合ってしまう度に、あなたはどんどん時間に追われているような感覚に落ち入ってしまう事でしょう。

この問題の恐ろしいところは、目標が時間に関係するしないに関わらず「ゴールコンフリクト」の悪影響が発生してしまう点です。

例えば、「ジムに通いたいが仕事がある」のように時間が足りないことで起こってしまうコンフリクトと「貯金をしなければならないが欲しい物がある」というコンフリクトを比べた場合でも、同じように時間が足りないという感覚が発生してしまいます。

タイプが違う目標も、ぶつかり合ってしまった時点であなたの時間感覚にゆがみを創ってしまうというわけです。

ゴールコンフリクトがポジティブな欲望を削ってしまう理由

この問題にはもう1つ重要なポイントがあります。

それは、悪影響の発生が自分がどう思うのかによって左右されてしまう事です。

人によっては無理にジムに通わなくても運動はできるかもしれませんし、今すぐに欲しい物を買ってしまっても目標としている貯金額はすぐに達成できるのかもしれません。

しかし「ゴールコンフリクト」が必ずしも事実であるかどうかは関係がなく、自分が「目標がぶつかってしまっている」と思えば時間感覚に悪影響が生まれます。

さらに「ゴールコンフリクト」が大きな人ほど自制心が働かなくなってしまうという問題もあります。

目標のぶつかり合いによって時間感覚がおかしくなり、目の前にある前向きな欲望に弱くなってしまうのです。これもまた時間を有効に使うにあたって、大きな障害を生み出す事でしょう。

このように生まれた焦りと不安はその目標が達成されない限り消えることはありません。その感覚が『時間不足』の感覚になっていくのです。

自分の時間を取り戻せ。改善すべきゴールコンフリクトのパターン3つ

それでは、これから自分の時間を取り戻す方法を学んでいきましょう。自分の時間を取り戻すには、「ゴールコンフリクト」を正すのが1番の近道です。目標を立てる時点で、事前に複数の目標がぶつかり合わないよう組み立てていく事が大切です。

では、コンフリクトを解決していく為には具体的にどのような方法をとる事が効果的なのでしょうか。これを知る為には、まず「ゴールコンフリクト」のパターンを理解する事が必要です。今回は代表的な3つのパターンを見ていきましょう。

  1. 分かってはいるが実行しないコンフリクト
  2. 思い込みのコンフリクト
  3. 無知が上のコンフリクト

パターンは大きく分けてこの3つだと言われています。

1つ目の「分かってはいるが実行しないコンフリクト」は、目標が自分自身の欲望に負けてしまう事で生じるコンフリクトです。

ダイエットをしなければならないと分かってはいるけれど、

「ラーメンはいつもアブラ増し増しの大盛りを頼んでしまう」

「最新のApple製品が発売したので貯金を諦めて買ってしまった」

など、一般的に1番多いパターンかと思います。

2つ目の「思い込みのコンフリクト」は、自分の「勘違い、勝手な思い込み」によって目標がぶつかり合ってしまうパターンです。

例えば、「将来少しでも多くの資産を持ちたいので、今は友人の誘いを断ってでも勉強に時間を使うべきだ」と考えている人がいるとします。

しかし、実際には友人の誘いで食事に行ったところ想像もしていなかった様な出会いがあり、それが将来自分を助ける大きな出来事になったり、友人との時間が息抜きになり結果的に勉強の効率やモチベーションがUPする可能性も十分に考えられます。

自分の中ではこうしなくてはならないとルールを決めていた物事や目標だったとしても、現実では思い込みだったり考え方次第で両立できてしまう場合もあります。これも1つのコンフリクトになります。

3つ目の「無知が上のコンフリクト」は、自分に知識が足りていない事が原因で発生するコンフリクトです。

この記事の冒頭でもあった、運動がしたくても仕事がある為にできないという話を例えにしましょう。

運動がしたいが仕事がある、聞いていて両立できない様にも聞こえますが、多くの実験で短時間に軽くでも運動やエクササイズを行った方が仕事の効率も上がり結果的に時間短縮に繋がる事が分かっています。正しい知識がないというだけで、本来は問題が生じない場合でもコンフリクトを生み出してしまうという事です。

「コンフリクト・リスト」を作る、実践

原因が理解できたところでいよいよ問題修正に取り掛かりましょう。

これらの問題を修正する為に、自分のコンフリクトを把握する事が必要です。ほとんどの人が無意識のうちにコンフリクトを生み出しているので、自分が無意識のうちに抱いている問題に気がつく事ができません。なので、「コンフリクト・リスト」を作成して自分のコンフリクトを発見、整理していきましょう。

ステップは4つ。

  1. いまの目標を10個書き出す
  2. 10の目標から重要だと思う5つを選ぶ
  3. 5つの目標の「障害」を書き出す
  4. それぞれの「障害」をコンフリクトのパターンに割り振る

引用元:『週40時間の自由をつくる、超時間術』より


目標はどんな事でも構いません。「ダイエット」でも「貯金をする」でも良いです。自分が今やりたいことを最低でも10個あげましょう。リストアップが終了したら、その中から自分がさらに大事だと思うもの5つに絞ります。あまり深く考えずに直感で選ぶと良いです。

次に絞った5つの目標に、それぞれ「障害」になりそうなものがないかを考えていきます。

「ダイエット」が目標なら、「ラーメンの増し増し」「夕食後に間食が多い」「運動が続かない」など障害だと思うものであれば、1つのゴールに対して複数個書き出しても構いません。そして今あがった「障害」こそがあなたのコンフリクトだと考えられます。

最後にそれぞれの障害を「コンフリクトのパターン3つ」のどれに当てはまるかを考えてみましょう。

こちらも深く考え過ぎず、直感に任せて振って頂ければ良いです。この時点で完璧に自分の問題を理解できていなかったとしても問題ありません。途中で引っかかる部分や違うと感じる事があれば段階を戻って繰り返し考えていきましょう。

コンフリクト対策の実践、具体的な内容

自分自身のコンフリクトが大まかにでも分かったところで、いよいよ具体的な対策をしていきましょう。

今回は一般的に1番多いと考えられる「分かってはいるが実行しないコンフリクト」の対策を紹介致します。この問題について、1番効果的なのは「やるしかない仕組みを事前に作っておく」方法です。

原因は分かっているが行動できないのであれば、嫌でも自然に良い方向の選択をするように環境を整えておくしかありません。自分の感情や気分に左右されない工夫をしてしまいましょう。

具体例をあげてみましょう。例えば、有名な行動経済学者のダン・アリエリー博士は次のような提案をしています。

コンフリクト例:健康的な食事をしたいのに、ついジャンクフードを食べてしまう。

解決策:健康食品の定期宅配を頼む…事前に健康食品の定期サービスに申し込み、自動的に健康的な食べ物しか届かないようにする方法です。お金を無駄にしたくないなら、嫌でもヘルシーな生活を送りしかなくなります。

引用元:『週40時間の自由をつくる、超時間術』より

このように義務的にしてしまえば目標の達成率は一気に上がります。あらかじめ「やるしかない環境」に自分自身を追い込んでいくと良いでしょう。

行動経済学の世界では「アーキテクチャを作る」と呼ばれています。もしも、「分かってはいるが行動できない」目標があるのであれば、自分なりのアーキテクチャを考えていきましょう。

 

今回はゴールコンフリクトによる『時間不足』心理の解決と題しまして、コンフリクトが生まれる原因と対策の為のコンフリクト・リストの作り方を学んでいきました。

コンフリクト対策の具体的な方法について、今回は「分かってはいるが実行しないコンフリクト」のパターンのみを紹介させて頂きました。残りの2パターンの対策方法につきましたは、ンタリストDaiGoさんの著書『週40時間の自由をつくる、超時間術』を実際に手にとって学んでみて下さい。

皆さんの不安や焦り、『時間不足』が少しでも無くなることを願っております。


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