リーダーとしての心得を日本海軍から学ぶ|中間管理職や小規模コミュニティリーダーが成果を出すために知っておきたいこと

仕事や学校等コミュニティに属している上で、このような経験がないでしょうか?

「自分の上にトップがいるけど私もまとめなくてはならない」
「そこまで大きなグループではないけど、責任が自分にかかっている」

こうした状況は、一般的にいわれる中間管理職という立場の方に該当しやすいかもしれません。会社でいう課長や係長の方といったイメージです。

私たちが生活をしている中でここまでの大きな役職ではなくとも、小さなプロジェクトを任されたなど、ある一定のコミュニティにおいて率先して先導する必要がある機会は多々存在するかと思います。

今回はそうした完全なトップではないものの、小規模でもコミュニティやグループを取りまとめる必要がある方に向けて、日本海軍で使われていたとされる標語からリーダーとしての心得や知っておきたい基礎についてみていきましょう。

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リーダーとしての心得をなぜ日本海軍から学ぶのか?

何かのグループに所属するとなれば、リーダーが複数存在することも多々あるかと思います。冒頭で例として挙げたように課長や係長のような中間管理職という立場なら、自分の何階層か上にその企業の完全なトップが存在しているでしょう。

このようにして複数のグループが合わさって一つの巨大なグループ、塊となっている企業や会社には、2つのリーダーが存在していることになります。組織全体を統括する完全なトップとなるリーダーと、その下でそれぞれの小規模コミュニティをまとめるリーダーです。

非常に一般的な企業や会社の形でしょうし、会社でなくとも何か組織として動くならこういったグループ分けで取り組みが行われることは少なくないはずです。

こうした2つの“リーダー”は区別して考えるべきことがあり、その根底となる部分に、日本海軍での教えからリーダーとしての心得についてを学べる理由が存在しているのです。

2つのリーダー

下級の指揮官となると、悠然と「すべて任せるよ」というわけには行かない。戦闘部隊を指揮する士官がいかにいかにあるべきか、ということについて海軍は具体的かつプラグマティックな指南書をつくり、わかりやすい数々の標語を生みだしています。

引用元:『日本型リーダーはなぜ失敗するのか』より


自分よりも役職が上のリーダー、つまりトップとなるリーダーは責任を取る必要性があります。それに対して小規模コミュニティを取りまとめるリーダーは、責任を取ることよりもむしろ、自分自身も動き出しをかけて仕事に取り組んでいく必要があります。

こうした違いが、それぞれのリーダーとしての立場によってあり、場合によってはリーダーとしての考え方や手法を変える必要があるのです。

日本軍においても上層部の指揮官の元に、各部隊やそれぞれ小規模な役職での集まりが存在していました。このあとご紹介する海軍の心得は、そのような各部隊でのリーダーを務める兵隊の方へ向けた心得であるため、現代社会においても基礎となる部分で参考にできることがあります。

リーダーとしての心得を日本海軍から学ぶ

それでは、実際に海軍のなかで使われていた標語としてどのようなものが存在していたのでしょうか?

一つ、「功は部下に譲り、部下の過ちは自ら負う」
二つ、「部下につとめて接近し下情に通ぜよ。しかし部下になれしむるはもっとも不可である」
三つ、「自分が出来ないからといって部下に強制しないのはよくない。部下の機嫌をとるが如きは絶対禁物である」
四つ、「悪いところは、その場で遠慮なく叱って正せ。しかし叱責するときは場所と相手を見てなせ」
五つ、「世の中はなんでも、<ワングラス(一目見)>で評価してはいけない」

引用元:『日本型リーダーはなぜ失敗するのか』より

ここに並べられていることは、人によってはそう簡単にできるものではないと感じている方もいると思います。中にはどうしても難しいこともありますが、だからこそきちんとやることができれば、きっと部下からの厚い信頼を得ることや、さらなる結果へと導くことができるようになるでしょう。

この中から、いくつかの項目に絞りながら、もう少し深掘りしてみましょう。

部下と成功

私たち人間はどうしても、手柄を自分のものにしてしまいがちではありますが、リーダーとなるべき人はその手柄を部下に対してきちんと譲る、還元することが重要です。

例えば、自分の上司が社長から「今回はよく結果を出してくれた!」と褒められている場面で、

「いい感じで僕の采配が効きました!」
「チームとしてはなかなか動かない奴ばっかなのでどうなるかと思いましたが、自分で動きまわった結果、成果に繋がって良かったです!」

こんなことばかり部下の眼の前で言われたら、その上司に対して嫌悪感や不信感を抱く人もいると思います。何も思わない方もいるでしょうが、とはいえプラスの感情を持つ方は少ないかもしれません。

ですが、こういった場面において

「チームメンバーが非常に優秀でよくやったくれたので、成果に繋がりました!」
「チームとしてまとまりがない部分はありましたが、それでも、全員が個々でしっかりと動いてくれましたので。その結果です!」

といったような言葉かけをできるかどうかで、社長自身としても見方が変わるでしょうし、部下である私たち視点でも感じ方が違うと思います。ここまで極端ではなくとも、自分で動いていたとしても、チームとしての結果であることに変わりはなく、それをリーダーであるからという理由だけで自分の手柄にしてはいけない。このことがよくわかるかと思います。

そうした積み重ねが、信頼されるリーダーという認知に繋がり、チームとしてより大きな結果に繋がるわけです。

この考え方は、話題の書籍であるGIVE&TAKEでの内容とも類似する部分がありますので、下記記事もぜひ参考にしてみてください。

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