グローバルファッションブランドの共通点とユニクロのブランディング

世界には様々なファッションブランドがあり、格安のものからハイブランドまで多種多様なブランドが日々、多様な展開を見せています。その中でもH&MやZARA、ユニクロといった私たちに馴染みのあるブランドは、世界規模で大きな成長を見せているブランドといえるでしょう。

これだけ大きく成長しているこれらのブランドには、ある共通点があります。

成長への直接的な原因ではないかもしれませんが、それぞれのブランドを世界規模のブランドへ導いた何かしらの要因になっているといえそうです。

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名だたるグローバル企業の共通点

H&MやZARA、ユニクロといった企業は日本の店舗数も多く価格も手に入れやすいことから、非常に人気なブランドです。

これら非常に人気が強く世界的に有名なブランドには、それぞれの創業場所に共通点がありました。

H&M

H&Mの設立はこのブランドの中では一番古く1947年に設立されました。スウェーデンで誕生したH&Mは、2019年5月末時点での店舗数は4,420店舗。国内の正確な店舗数が公表されていないとみられますが、私たちが拠点とする鳥取県にも出店されたことからもわかるように、大々的な国内展開が行われています。

ZARA

ZARAは1974年にスペインで設立。現在2,251店舗を世界展開しており、日本国内では94店舗を添加しています。ZARAはH&Mのように全国的な大々的な展開ではなく、都市部を中心に店舗を構えているといったイメージが皆さんにもあるのではないでしょうか。

UNIQLO

1974年に柳井正氏が創業したユニクロは山口県宇部市で誕生しました。2018年8月期のデータでは2,068店舗を出店しており、そのうち日本国内の店舗が827店舗、海外店舗は1,241店舗にも及びます。近年は都市部の巨大店舗も我々の目を引くような印象です。

 

これらのブランドはどれもファッションの中心地といわれる場所からはじまった訳ではありません。H&Mはスウェーデン。ZARAはスペイン。UNIQLOは日本です。

こういった背景があることを、UNIQLOの創業者でもある柳井正氏は自身の著書『現実を視よ』の中でこう述べています。


偶然かもしれないが、同業のH&Mはスウェーデン、ザラはスペイン出身の企業。ともにファッションの中心地から遠く離れた地域だからこそ、彼らもブランド戦略に長けているのかもしれない。

出典元:『現実を視よ』より

ニューヨークやパリといった流行の最先端ともなる場所に位置しないからこそ、独自のブランド力を市場に提示することができなければ相手にされない可能性があるわけです。

今でこそこれだけのブランド力がありますが、まだまだ規模が小さい頃は特にそういった面で問題に直面することがあったと想像できます。

「パリ発祥のブランドとして最高品質の商品をお届けします。」

これは例えですが、やはりパリ発祥なんて付いてたらどこか説得力を感じる部分もあるでしょう。

そんな中でも世界的な人気ブランドとして自身の地位を確立してきたということは、それだけ独自のブランディング能力が高かったといえます。

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ユニクロのブランディング戦略

そんな中でユニクロは今後へ向けた戦略も含め、どういったブランディング戦略を取っているのでしょうか。

グローバル旗艦店

ユニクロは2011年11月に1,400坪からなる世界最大のグローバル旗艦店を立ち上げました。ニューヨーク5番街の一等地に構えられたこの旗艦店は賃料が15年間で3億ドルを超えます。

それに加え2012年には銀座にも9番目となるグローバル旗艦店を出店。こちらも国内外から大きな注目を集めるお店となっているようです。

このような巨大な旗艦店を構えることがブランディングを行う上で非常に大切になると考えられています。

売上世界一となるブランドにふさわしいグローバル旗艦店を構える場所は、この地をおいてほかにない、と判断したからである。

出典元:『現実を視よ』より

ニューヨーク5番街にはZARAやGAPなどのライバル店舗もすでに出店しています。それらのライバルよりも上を目指すなら1番の場所に店を構える必要があると柳井氏は考えたのです。

実際、世界の名だたるブランドが軒を連ねるニューヨークの5番街で店を構えることは、一つの権威性を示せる部分があるでしょう。その場所に出店しているというだけでも一つの価値がつくわけです。それにプラスして最前線での競争により揉まれることで、ブランド力をさらに引き上げていくといった側面も持ち合わせます。

そういった部分も含めて後発のグローバル旗艦店となる銀座店を、”銀座”という立地に構えたことは納得できます。日本の中でもその土地のブランド力は高いことに加え、世界からも注目されている場所です。

 

グローバルブランドとして最高峰の場所に店を出店することはブランドの価値を大きく高め、さらなる競争が10年も20年も業界内で勝ち抜いていける企業へと大きき成長させてくれるということは、日本企業のユニクロが示してくた大きなヒントかもしれません。


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