フェンダーの成功が示す、高価な商品とサブスクリプションの関係

サブスクリプションといえばNetflixをはじめとした動画配信サービスや、SpotifyやApple Musicといった音楽ストリーミングサービス、楽天マガジンやdマガジンといった雑誌読み放題サービスといった低価格のものを思い浮かべやすいです。

ですが、仮に私たちがフェンダーのギターのような高価な商品とサブスクリプションとを絡めたいと思った時、どういった展開を行おうと考えるでしょうか?

1番思いつきやすい案としては、月額制でのギターレンタルなんかが思いつきますが、実際にフェンダーが行なったことは全く違ったサービスでした。

今回はフェンダーのサブスクリプションモデルをベースに、高価なものとサブスクリプションを絡めるにはどう進めていくべきなのかについて触れていきます。

サブスクリプションのモデルが気になるかただけでなく、実際に高価な商品を売っていきたい方はぜひ参考にしてみてください。

スポンサーリンク

フェンダーのサブスクリプション「Fender Play」

フェンダーが実際に行なっているサブスクリプションサービスは、月額制でのレッスンです。

このサービスは初心者プレイヤーを対象にした月額制でのサービスです。コードやリフなどギタープレイヤーにとって必須となる基礎知識や技術を習得できるレッスン

自分が習いたいギターの種類やジャンルなどに関する質問に答えると、最適なカリキュラムが自動的に設定され、ユーザーはそれに沿ってレッスンを受けていくことができます。

レッスン教材としては、The Rolling StonesやU2といった大物アーティストの名曲を使用。実際の人気曲の中から好きなものを選びつつ基礎技術を取得できるとあって、ユーザーとしては非常に嬉しいサービスでしょう。

新規登録後30日間はトライアル期間として無料で使用でき、それ以降は月額19.99USDでの利用といったシステムになります。(日本でのサービス開始は2019年9月現在未定)

ギター初心者の90%という数字

フェンダーの売り上げのほぼ半分は初めてギターに触れる人たちが占めており、フェンダーにとって大切なお客様。ですが、その初心者の方たちの90%が1年以内にギターをやめてしまうという統計が出ています。

フェンダーはその離脱率に注目しました。

初心者向けのサービス展開を行なっていくことで、初心者のギター離れを出来るだけ減らしていくといった施策です。

「フェンダー」で見えた高価な商品とサブスクリプションの関係

こういった背景からフェンダーは、初心者向けの月額制サービスを始めたわけですが、高価なものをサブスクリプションを絡めて展開していくにはもっと具体的にそうすれば良いのでしょうか?

サブスクリプションについて多角的な視点で書かれている『サブスクリプション――「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル』では、その明確な方法が記されています。


製品に魅力的なデジタルサービスをセットにして提供すればよい。

出典元:『サブスクリプション――「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル』より

まさにフェンダーがやっていることです。

初心者に対するデジタルサービスは、何もわからない初心者の人からすれば非常に強力で魅力的なサービスに映ります。ですので、高価な商品に関連しつつも、ユーザーが魅力だと感じる”サービス”を提供することが必要があります。

サブスクリプションで大切なこと

このようにサブスクリプションをはじめる方法がわかったら、実際にサービスを考える時に大切にすべきことがあります。

それは、顧客やユーザー目線でアイデアを考えていくことです。

これは以前紹介した記事内にもあるUNIQLOのフリースやヒートテック誕生といった、サブスクリプション以外の事柄にも通ずる部分があります。

関連記事

ビジネスアイデア発想法に触れる前に… 発想の転換してますか? 「成功した事例も初めは全然ダメだったが、発想の転換により兆しが変わった」 なんて言われることがよくありますが、実際に自分自身の成功体験の一つとして、考え方を変え[…]

このことからもわかるように、時代は大きくシフトしてきました。これまでの製品中心の時代だったものから、顧客中心の時代へと変わってきたのです。

特にこのサブスクリプションの書籍内では至る所で、顧客中心に物事を考えることが大切だと主張されていたり、AmazonやGoogleといった現在成功している企業に共通する点としても、顧客ファーストの精神をあげています。

それだけ時代は、顧客目線でのクリエイティブやサービスの提供を求めているというのが現状です。

高価なものとサブスクリプションを絡めて展開する際には、特に自分たちができる最高のサービスを合わせて提供するといった、強みを生かしたサービス提供ができると大きく成果を上がれるのかもしれません。


Twitterアカウント始動

降り頻るNews・情報の雨 良くも悪くも明日は我が身!我が身を守るもまた我自身。
『貴方は傘をお持ちですか?』

いま、はじめよう。

最新情報をチェックしよう!