キャッシュレス時代の加速|三菱UFJ、リクルートのキャッシュレス決済事業

  • 2019年12月13日
  • 2019年12月15日
  • Business
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2019年10月に行われた消費税率の増税に伴い、世の中に”キャッシュレス”という言葉が急激に広まってきたように感じます。それにより、ジャンルを問わず様々な企業がこのキャッシュレス決済事業に参入してきました。このキャッシュレス決済の中でも特に利用者が多く、人気が高いのがスマホ決済です。そして、競争が激化しているこのスマホ決済事業に三菱UFJ銀行とリクルートが共同で参入することが決まりました。

本日は、改めてキャッシュレス決済の種類とメリット・デメリットを理解すると共に、三菱UFJとリクルートが共同で”スマホ決済”に参入していく際の課題を考えていきましょう。

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キャッシュレス決済の種類|メリットとデメリット解説

キャッシュレスとは、キャッシュカードや電子マネー、スマホを通した口座振替などを利用して現金を使用しないで支払い・受け取りをする決済方法のことです。ひとことにキャッシュレス決済とは言っても様々な種類に分かれることも知っておきましょう。

  • クレジットカード決済
  • 交通系ICカード決済
  • 流通系ICカード決済
  • タッチ型決済
  • QRコード決済

この5つが主なキャッシュレス決済の種類になります。クレジットカードで商品代金を支払う、通勤時に交通系ICカードで電車に乗る、税金や保険代を定めた銀行口座から引き落としている場合もキャッシュレスによる決済です。そして更にキャッシュレスは、支払いが行われるタイミングで3種類に分けられます。[前払い]・[即時払い]・[後払い]です。それぞれについて理解していきましょう。

前払い

前払いとは、プリペイド方式のことです。Suicaやnanaco、楽天Edyなどのように、あらかじめカードなどに金額をチャージして支払いを行う電子マネーが代表的です。

前払い決済のメリット次のようになります。お金の支払いが既に済んでいるため、後になってお金が支払えないといったようなリスクを負うことがありません。そして、後でお金を請求されるようなことがないので別でお金を分けて置いておく必要がなく、家計を支える奥様方にとってはお金の管理が分かりやすくなります。万が一にお金の支払いを忘れてしまった、というような問題も事前に防ぐことができます。必ずとは言えませんが、前払いの場合に何らかの特典が付く場合もあります。販売側からすると入金が確実になるメリットがあるため、代金の割引を行ったり付加的なサービスが無料で付くこともあります。

前払いのデメリットは、商品やサービスが提供されないリスクが発生することです。あらかじめ代金を支払っていたとしても、売り手の企業が破綻してしまったり、もともと詐欺だったといった場合に商品やサービスが提供されないケースがあります。お金を先に支払うため、お金に余裕がないと取引が行えず、家計やお財布事情が苦しい時に前払いが続くとお金のやりくりが難しくなることもデメリットとしてあげられます。

即時払い

即時払いとは、デビットカードのように代金支払いと同時に銀行口座から代金が引き落とされるといった仕組みです。

即時払いのメリットは、代金の支払いと商品やサービスの提供が同時に行われるため、買い手と売り手が対等な立場で取引を行うことができることです。そのため、信用状態がないといった場合でも、お互い安心して取引を行うことができます。即時払いではお金がないと商品やサービスを購入できないため、後になって支払いができずに遅延するというような心配がありません。

即時払いは前払いや後払いの中間的な立場に位置している基本的な支払い方法で、前払いと後払いに比べてデメリットは少ないように感じます。あえてあげるとすれば、メリットにもあったお金がないと商品やサービスを購入できないことが逆にデメリットになることがあります。即時払いでは、商品を購入する際にその場で必要なお金をあらかじめ用意しておく必要があります。あいにく手元にお金がなかったり、銀行から引き出してくるのを忘れていたという場合には商品を購入することができません。ただし後払いと違ってお金がないのに商品を買ってしまったり、ついつい必要の無いものまで買ってしまうという無駄遣いを防ぐことにも繋がるためデメリットと言い切れない部分もあるでしょう。

後払い

後払いとは、クレジットカードのように商品購入をした後日に請求が行われる支払い方法です。後払いは買い物をする際に、支払う側が有利になることが多くなります。商品やサービスのやりとりが終わってから代金を支払うため、買い手に期限の利益があり支払う側が有利になるというわけです。また実際の取引では商品が届かない場合や異なった商品が届く場合、想像と違った商品が届くといったようなトラブルも発生しかねません。後払いは商品を手にしたり、サービスが提供された後に支払いが発生するため、商品が届かなかったりサービスを受けられないということが無いというメリットもあります。もしも商品が届かなかったり、サービスが受けられなかった場合にはお金を支払わずに済むため、無駄なお金を支払う必要がありません。前払いには無い安心感がありますね。商品の受け取り等のスピードを重視したい場合にもメリットがあります。前払いで商品を購入する場合にある、支払いや入金を待ってから商品やサービスを提供しますといった方法にすると、商品やサービスの提供が遅くなってしまう場合も少なくありません。商品の受け取りやサービス提供のスピードや速さを重視したい場合には、後払いを選択することによって支払いや入金を待たずに商品の受け取り、サービスの提供を受けることができます。

後払いのデメリットは次の通りです。もし、後からお金が入ってくるからといって商品を購入した場合でも予定が変わってお金が入って来なくてもお金を支払わなくてはいけません。お金がなくても商品が変えてしまう後払いでは、もしかしたら支払いができなくなるかもしれないというリスクが発生します。商品代金の支払いを忘れてしまう問題もあるでしょう。商品を買った直後は印象に残っていても時間が経てば印象は薄れてしまいます。代金の支払いを忘れてしまい、不必要な延滞料金などを支払わなければいけなくなってしまうこともあります。そして後払いの1番のデメリットと言っても良いのが、手数料の問題でしょう。後払いは売り手に不利な支払い方法になるため、商品代金に合わせて何らかの手数料が上乗せとなる場合がほとんどです。分割払いのように支払い期間が長期的になる場合には、利息と手数料発生します。結果的に商品代金よりも多くの金額を支払わなければならない場合があることも注意すべきデメリットと言えるでしょう。

三菱UFJ、リクルートのスマホ決済|信用問題と課題

スマホ決済の事業を行う上で最も必要になってくるのは『信用』でしょう。2019年7月にもセブン&アイホールディングスが展開した、スマホ決済サービスのセブンペイで事件が発生しています。事件の内容としましては、セブンペイで第三者の不正利用によって推計約900人に被害が出たものです。被害額はおおよそ5500万円にもおよぶ大きな事件となってしまいました。この直後、セブンイレブンは信用を大きく失いました。

このような事例から、三菱UFJ・リクルートのスマホ決済サービスの成功にも信用問題が大きく関わってくると言えるでしょう。

リクルートキャリア「リクナビ就活事件」|事業成功に信用が不可欠な理由。

就職情報サイト「リクナビ」を利用した学生の内定辞退率を予測したデータが無断で企業に販売されていた問題で、政府の個人情報保護委員会は、サイトを運営するリクルートキャリア(東京)に組織体制の見直しなどについて勧告し、同社が謝罪する事態となった。就職活動中の学生にとっては人生を左右しかねない個人情報が軽く扱われたことになり、成長が見込まれるビッグデータを活用する「データビジネス」にも影響を与えそうだ。

引用元:産経新聞

上記の通り、リクナビを運営するリクルートキャリアがデータを無断で複数の企業に販売していた問題がニュースで大きく取り上げられました。この事件は今回の三菱UFJ・リクルート共同の新事業に関わってくるでしょう。それはセブン&ホールディングスが第三者に個人情報を不正利用されたように、また別の形ではあるが個人の情報が無断で世間に広まる可能性が生まれたからです。

スマホ決済サービスはスマホを利用して簡単に支払いが行える利便性に対して、1度個人情報が流出してしまえば不正にお金が使われてしまうリスクが伴います。そのため事業を展開する会社は本来、利用者の個人情報の『絶対の安全』を保証することが必要になります。その信用を失ってしまえば、事業は大失敗です。今回の事件は大きな傷痕になるかもしれません。

今後の課題

三菱UFJ・リクルート両社の今後の課題としては、まずは個人情報流出の可能性に対するイメージを晴らすことでしょう。共同事業スタートまでもう少し時間があるため、どのように信用を取り戻していくのか今後の動きが気になるところです。

三菱UFJも2009年1月に当時部長代理だった社員が同社の顧客情報が詰まったデータベースから個人情報を不正に引き出し、それをコピー。複数の業者にコピーした個人情報を転売したという事件がありました。過去の事件ではありますが、これもまた個人情報データの管理に関しての不安に繋がりかねないでしょう。今後、2社が安全な情報管理のためにどのような対策や仕組みを練っていくのか、見守っていきたいものですね。

キャッシュレス決済を行う企業に全てを託すのではなく、日頃から自分自身の情報管理や行動を見直しながら生活していきましょう。無数の個人情報で溢れかえっている今の時代に絶対の安心は無いのかもしれません。不要なほど複数のキャッシュレス決済を掛け持ちするのはやめて、自分自身で個人情報流出の可能性を削っていくことも必要です。自分の情報を投げっぱなしにしないで、いま一度身の回りの管理に力を入れていきましょう。

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