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アメリカで生まれた巨大な企業であるAmazon。日本で生まれ、国内のEC関連企業としては最大規模の企業といえる楽天。
このAmazonと楽天は、一見同じようなビジネスモデルに見えますが、それぞれにはっきりとした違いがあることをご存知でしょうか?
普段何気なく使っているネットショップという認識の方も多いかと思いますが、大きく違った物流システムや販売方法といった違いがそこにはあるのです。
今回はそんなAmazonと楽天の違いを、各ビジネスモデルにおけるメリット・デメリットなんかにも触れながら、見ていきましょう。
簡単に、Amazonと楽天の違いは何?
Amazonと楽天のビジネスモデルによる違いを解説する前に、両社の基本的な部分の違いについてご紹介します。
どちらもネット通販をはじめとしたサービスで、高い認知度を誇っている会社ですが、共に設立時期はだいたい同じような時期です。
- Amazon:1995年
- 楽天:1997年
私たち20代世代にとっては、なんだか親近感が湧く時期かもしれません。
会社がはじまってから約15年少々の年月が経っているわけですが、両社ともはじまりはEC事業からのスタートでした。
ECとは?
EC、eコマースとも言われ、「Electronic Commerce」の略。日本後に訳すと「電子商取引」になります。
Amazonや楽天などで買い物をするときを思い出していただくとわかりやすいと思いますが、ECとはインターネット上で契約や決済を行い、物やサービスを売買することの総称です。
引用元:https://precs.jp/blog/?p=5284
Amazonも楽天も今とほぼ変わらず、ネット上での取引から全てがスタートしています。
Amazonのはじまり
今でこそ世界最大規模の品揃えを誇るAmazonですが、元々の始まりはオンラインの本屋さんでした。
創業者のジェフ・ベゾスが本を取り扱うことを決めた理由は「在庫として保持していても、腐ることがないから」だったようで、ネットで事業を展開していく利点をこの頃から大きく捉えていたようです。
オンラインの本屋さんという形でスタートしつつ、現在は非常に便利なあのオンラインショップだけでなく、AWSと呼ばれるサーバー事業にも力を入れていることでも知られています。実際、Amazonの主な収入源は現在このAWSとなっており、事業の中でも主軸とされているほどです。
AWSはAmazonWebServiceの略で、クラウド事業=サーバーを提供する事業を行なっています。
楽天のはじまり
楽天のはじまりは「楽天市場」
こちらはオンラインショッピングサイトからはじまっています。
楽天グループ全体で見ると話は別ですが、ほぼ今と変わらないスタンスでスタートをきっていることがわかります。
また、どちらの企業ともまだネットショップという概念に関しては、みんな認識を持っていない時代。
恐らく「怪しくね?」と思う人もたくさんいたことでしょう。
ここまでは簡単に、Amazonと楽天それぞれのスタートなど、基本的な事に関してお伝えしてきました。
では、実際にAmazonと楽天にはどういった違いがあるのでしょうか?
クラウドサービスや楽天の多種多様サービスではなく、皆さんが一番わかりやすいEC事業(ネットショップ)をベースに見ていきましょう。
Amazonと楽天、それぞれのビジネスモデルの違いは?
Amazonと楽天それぞれの違いを大きく決定づけているのは、自社倉庫や物流網を持っているかどうか。
この部分になります。
各社の特徴を見ながら、それぞれの違いをざっくりと解説していきます。
イメージは仮想商店街!楽天
楽天の大きな特徴は、自社の物流倉庫や、物流網を持っていない事です。
そのため、色々な企業や個人のお店に出店してもらって「楽天市場」は成り立っています。
「楽天市場」という売り場を提供する代わりに、土地代のようなイメージで出店業者から料金を得ているような仕組みが特徴です。
収入は3000億円程度で、出店企業数は約4万5000店、2017年6月時点では月商1億円以上が159店ある。
引用:『amazon 世界最先端の戦略がわかる』より
2017年時点でのデータでこのような数値ですので、今なら月商1億を超える企業がもっと増えていることでしょう。
楽テイン市場のイメージはまさに、ショッピングモールのような形ともいえます。巨大ショッピングセンターで人気のイオンやららぽーとの中に、UNIQLOやGAP、ヴィレッジバンガードなどなどそれぞれの企業が出店しているような形をネット上で構築した形です。
メリット
このように、ネット上のショッピングモールともとれる楽天市場の、ビジネスモデルとしてのメリットは
- 出店業者を気軽に増やしていくことができる
- 在庫を持たなくて良いため、リスクが少ない
出店業者を増やす事に関してはコストがかかることがありません。また、在庫を楽天側が抱えることもないため、それに関したリスクが発生することもありません。
「気軽にお店出してや!」と言えて、出店者が増えればそこからどんどん収益を上げていける。そして、在庫を抱えることもないため損失も少ない。
このような形でビジネスを展開していけることが考えられます。
ですが、デメリット面では大きな問題となる部分もあります。
デメリット
- 注文数が多くても安くならない
- 商品の種類が違ったとしても、まとめて送ってもらえない
楽天のデメリットは、利用者目線でのマイナスな部分が出てくるところです。大量に購入すれば安くなる!といったことはあまり無く、自社倉庫で在庫を管理していないのでそれぞれの業者ごとの発注になってしまいます。
この記事の著者である私自身も楽天でまとめて商品を頼む際には、こういったことで気になることがありました。
「この本は今日届くのに、もう一つの本は明後日まで届かないのか」といったような問題です。
Amazonでも物によってはそういった事案が発生しますが、楽天の方がシステム的に発生しやすくなるということがポイントでしょう。
全てを自社で!Amazon
それに対しAmazonの特徴は、自社の倉庫や物流網を持っている事です。自社で仕入れた商品を販売する仕組みとなります。
Amazonにも業者が出品をする「マーケットプレイス」という仕組みはありますが、基本的には自社で在庫管理から一括してやるスタイルなのが特徴といえます。
メリット
Amazonビジネスモデルとしてのメリットは
- 大量仕入れができるので、安く商品を提供できること
- 種類が違っても、一緒に配送することができること
楽天のデメリットを、こちらではカバーしているような形になります。
Amazonは基本的に業者やお店から直接商品を仕入れ、それを自社で管理し販売。そういったことから、大量に発注をかける事で安く仕入れることも可能になるのです。プライムデーなどが開催されることがありますが、業者だからこその発注量で大量に仕入れできることが、大幅に価格を抑えた販売を可能にしています。
また、自社倉庫で在庫管理をしているので、商品が違えど在庫さえあれば同じ梱包で配送をしてもらえるのも、消費者としてはありがたいポイントかもしれません。
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デメリット
- 倉庫を持つ必要があったり、在庫管理が必要で、固定費などがかかってくる
- 初期の頃は、整備に時金やお金がかかる
Amazonの場合は自社で倉庫を持つ必要があり、在庫の管理も自分達で行わなくてはなりません。
ですので、莫大な数の在庫を管理できる倉庫を維持し、在庫管理に関する独自のノウハウやスキル等々も必要になってきます。そのための固定費も毎月、毎年とかかってくるので維持することは難しいともいえます。もちろん、世界で大きな影響力を持っているGAFAの一つでもあるAmazonですから、そのあたりに関しては特段問題がないでしょうが、ビジネスモデルとして考えるならばこのような特徴も考えられるのです。
また、こうした設備やネットワークを展開していく初期の頃は時間もかかり、莫大な費用を投入しなければなりません。それだけ、資金確保も大切になってきます。あれだけの物流網を築くことがものすごいことだと、改めて実感できる部分ともいえそうです。
Amazonと楽天におけるビジネスモデルの違いを解説!
Amazonと楽天の違いをまとめると
- 95年スタートのAmazonと、97年スタートの楽天
- そちらもEC事業でスタート
- オンライン本屋さんではじまったAmazon
- オンラインショッピングサイトではじまった楽天
- 楽天はネット上の仮想商店街のようなところ
- Amazonは自社倉庫や物流網を持って、一括したサービス
Amazonは自社で倉庫を持っていて、楽天は自社で倉庫を持たずサービスを展開しているということです。それぞれに良さがありつつも、デメリット要素もあることがわかっていただけたと思います。
これから自分で仕事をしていきたい方には、こうしたインターネットのビジネスモデルなんかも場合によっては参考になるはず。ぜひAmazonの仕組みについても、もっと掘り下げてみてください。
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