皆さんはひとりの時間を楽しむことができますか?
それは、しばしば話題になる「ひとり焼肉」や「ひとりカラオケ」といった類のものではありません。
読書や瞑想、散歩、ランニングなど、基本的にグループに属すことのない趣味や習慣がベースです。
こうしたひとりの時間は、私たちによりクリエイティブな考え方を提供してくれると同時に、自分自身を理解できることが、次のステップアップのためのより良い基盤となってくれます。
今回はそんな「ひとりの時間」をテーマに、ひとりの時間を楽しむべき理由や、その時間をより楽しむために知っておくべきことについて触れていきましょう。
ひとりの時間を楽しむとは?
「ひとりの時間」という言葉も非常に広義であるため、一概に断言できるものではありません。
ですが、先ほど冒頭でも例に挙げたような時間は、該当することでしょう。
- 読書
- 瞑想・マインドフルネス
- 散歩
- ランニング
- ヨガ
それぞれに共通することは、どのアクションを試してみても必ず、自分の中で自問自答を繰り返す瞬間があるということにあります。
読書をしていれば著者の問いかけに対して自分で答えることもあるでしょうし、重要なポイントを自分の中で噛み砕くために、多様な質問を自分自身へ投げかけることもあるでしょう。
また、瞑想や散歩、ランニングなんかはもっと色濃く自分と対話する時間があると思います。
ひとりの時間の楽しみ方がわからないけど、時間をきちんと作りたいと思い方は、まずは上記の例の様な趣味や習慣から初めてみてはいかがでしょうか?
孤独な状態での“内省”
孤独な状態で内省すると、最も深遠な洞察が得られる。ひとりでいると、自分のさまざまな側面に思いを馳せることになる。普段は目をそらしている側面にまで。
引用元:『FUTURE INTELLIGENCE ~これからの時代に求められる「クリエイティブ思考」が身につく10の習慣~』より
つまり、他人の価値観に邪魔されることなくひとりで「自分」について考えることが、より一層自分自身を知れるということです。
深い自己検証のためには、ひとりの時間が重要であるということが、このことからもわかります。
優れたリーダーには欠かすことのできない時間
また、得られるものは内省による自己の理解だけではありません。
私たち20代が仕事の中での会議やプレゼン等をはじめとした提案・意見交換の場であったり、起業をする際に必要となるクリエイティブな発想を行うためにも、ひとりの時間は欠かすことができないのです。
アーティストだけでなく、優れたビジネスリーダーも、最善のアイデアを捻出するには孤独が必要だ。
引用元:『FUTURE INTELLIGENCE ~これからの時代に求められる「クリエイティブ思考」が身につく10の習慣~』より
他者に干渉され、独創的な意見を潰されてしまっては、新しいアイデアを会社だけでなく社会へも提案するこは難しいです。
クリエイティブな発想はやはり、斬新なも部分も必要であったり、これまでのアイデアとの掛け合わせの中にオリジナリティを持たせることも必要でしょう。
そうした場面において、ひとりで考える時間を設けることで、より他人とは違った面白いアイデアや今までは思いつくことのなかったアイデアを絞り出すことが可能となります。
ここまでは皆さんもなんとなく想像はつく部分だったかもしれません。
ですが、ここからはもう少し掘り下げながら、ひとりの時間をもっと濃いものにするために知っておきたいマインドについて触れていきましょう。
よりひとりの時間を楽しむために必要なこと
ここからは、あなたが過ごすひとりの時間をより良いものとすべく、知っておきたい考え方に焦点を当てます。
クリエイティブ思考をする人の特徴
会社の中で一際輝く優秀なアイデアマンや、やり手ビジネスマンに共通する部分としても、独創的なアイデアを提示することができるというスキルが上がることもあるでしょう。
こうしたスキルは、皆さんも羨ましく思ったり見習いたいと思う部分かもしれません。
誰しも、もっとクリエイティブさに富んだアイデアをバッチリ提示したいものです。
そのために、ここまでお伝えした様な、ひとりの時間をしっかりと楽しむことが大切であるわけですが、本当のクリエイティブ思考の方達は、ちょっと違ったスタンスでひとりの時間を過ごしています。
クリエイティブ思考の人は、革新的なアイデアをひねり出すためにひとりきりの環境を必要とし、そのアイデアを一つの概念や製品にまとめる段階では共同作業をする、ということだ。
引用元:『FUTURE INTELLIGENCE ~これからの時代に求められる「クリエイティブ思考」が身につく10の習慣~』より
つまりは、革新的なアイデアを思いついた時点で完全な完成系とせず、一つのまとまった形として完成させる際には、仲間とともに考えているということです。
一般的な思考法とは、ここに大きな乖離が生まれていることがわかります。
アイデアそのものと、製品としてまとめ上げていくこととではまた違った作業や概念となってくるはずです。
そのため、ひとりでアイデアを自問自答しながら思考し、そのアイデアについてみんなで意見を出し合った方が、作業が効率的になるわけです。
ひとりの時間をうっとおしく思ってしまう人の中には、こうした概念の分離ができていないことも、めんどくささの理由となっているかもしれません。
過去と現在と未来の調和
自分の時間を楽しむということは、ただただクリエイティブな思考をしているというわけでもないのです。
建設的な内省は、過去の記憶と現在の経験と未来の夢を調和させる。
引用元:『FUTURE INTELLIGENCE ~これからの時代に求められる「クリエイティブ思考」が身につく10の習慣~』より
自分自身との自問自答を自然に繰り返すことによって、自分がこれまで経験してきた過去の記憶と、現在経験している新たな記憶、そして将来的に実現させたい夢とをうまく調和させるための時間となります。
この意識を持って自分ひとりの時間を楽しむことができると、より自分自身を知れるだけでなく、新たなクリエイティブな思考をすることができます。
また、これから自分が行なっていきたい事業展開であるとか、将来の展望についても改めて深く考えることができるでしょう。
私たちはこうしたひとりの時間による孤独を楽しむことで、日々心の中から成長できる様です。
そこからやがて、自分の目指すビジョンへ向けた自己実現を可能とさせたり、今までにない発想をすることができる様になるでしょう。
そういった意味でも、今回ご紹介した内容には「一流は孤独を好む」といった言葉の意味も理解できる部分もあるといえそうです。
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